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MESSAGE
紙おむつは、『資源』です。
紙おむつは、子育て支援や高齢者のリハビリ支援、介護現場の負担軽減などの
社会的課題に大きく貢献してきました。
一方で、その普及とともに布おむつの時代には発生しなかった、
新たなごみ(廃棄物)を生み出したと言われています。
そんな廃棄物から新たな価値を創造します。
紙おむつは、『資源』です。焼却処分するのではなくリサイクルすることで、
脱炭素に寄与し、資源循環へとつなげることができます。
私たちは、1997年から紙おむつリサイクルに取り組み、
国内で初めて事業化に成功しました。
「紙おむつはリサイクルすることが当たり前」
そんな社会の実現を目指します。
私たちは、紙おむつリサイクルを通じて持続可能な社会の構築を目指します。
その誓いを「LOVE FOREST」というブランドに込めました。
- ※LOVE FOREST(ラブフォレスト)はトータルケア・システム(株)の登録商標です。
ごあいさつ
私が紙おむつリサイクルに取り組みはじめてから、早30年が経過しました。
当時は、「あの紙おむつをどうやってリサイクルするの?」と不思議がられました。
私は布おむつ世代なので、洗って繰り返し使う事が当たり前の時代で生きてきました。おむつ交換、排泄ケアは介護現場の大きな課題でした。
紙おむつの普及により、介護・子育て、医療福祉の現場における負担軽減につながりました。特に要介護者のリハビリを可能とした事が、人生100年時代といわれるような健康寿命が延びてきた要因とも考えられます。そういった意味で紙おむつは、大きな社会貢献をはたした商品と言えると思います。
一方で、布おむつ時代では発生しなかった新たなごみを生み出す事になりました。
私は、直感的に「リサイクル出来る!ごみではなく資源になる!」と思いました。
産学官による共同研究を重ね、2004年、国内初の紙おむつ専用のリサイクル工場「ラブフォレスト大牟田」が完成し、稼働開始しました。
株主様の支援や様々な連携事業者の技術的協力があって、現在があります。
2020年、環境省が「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を公表し、現在では多くの自治体が実施検討を進めています。
私が、「リサイクル出来る!ごみではなく資源になる!」と思ったその時から、思い描いている社会・・・
『紙おむつリサイクルが当たり前の社会』
地域社会の中で、高齢者や子供たちが一緒になって取り組む姿を思い描きながら。
そんな社会を目指してこれからも取り組んでいきます。
代表取締役
会社概要
- 商号
- トータルケア・システム株式会社
- 設立
- 2001年11月14日
- 代表者
- 代表取締役 長 武志
- 所在地
-
- 資本金
- 185百万円
- 業務内容
-
- 使用済紙おむつの水溶化処理
- 再生パルプ等の販売
- 紙おむつリサイクル事業のコンサルティング
- 取引銀行
- 日本政策金融公庫 、福岡銀行 、西日本シティ銀行 、佐賀銀行、広島銀行
- 主要株主
- ケア・ルートサービス(株)、(株)リブドゥコーポレーション、ワタキューセイモア(株)、
住友重機械エンバイロメント(株)、西日本設備管理(株)、複数の医療機関
沿革
| 年月日 | 事柄 |
|---|---|
| 2020(令和2)年11月 | (株)日本触媒、(株)リブドゥコーポレーションとの共同研究により高吸収性樹脂(SAP)の新規リサイクル技術を開発 |
| 2020(令和2)年10月 | リデュース・リユース・リサイクル推進功労者表彰において「環境大臣賞」を受賞 |
| 2020(令和2)年4月 | 住友重機械エンバイロメント(株)、凸版印刷(株)(現TOPPAN(株))と使用済紙おむつリサイクルの事業化に関する協業開始 |
| 2020(令和2)年3月 | 環境省が「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を公表 |
| 2019(令和1)年11月 | 台湾の大手衛生材料メーカー「KNH」と業務提携 |
| 2017(平成29)年12月 | 経済産業省より「地域未来牽引企業」2,148社の1社に選定 |
| 2014(平成26)年10月 | 「循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」を受賞 |
| 2009(平成21)年4月 | 「2009年元気なモノ作り中小企業300社」に選定 |
| 2006(平成18)年8月 | 福岡県リサイクル施設整備補助金交付決定 |
| 2005(平成17)年4月 | 紙おむつリサイクルプラント本格操業開始 |
| 2004(平成16)年7月 | 紙おむつリサイクルプラント完工 |
| 2004(平成16)年6月 | 財団法人 福岡県産業地域振興センターの助成金交付決定 |
| 2004(平成16)年2月 | 紙おむつリサイクルプラント着工 |
| 2003(平成15)年11月 | 経済産業省・大牟田市の補助金交付決定 |
| 2003(平成15)年9月 | 大牟田エコタウン立地協定締結 |
| 2002(平成14)年12月 | 「使用済紙おむつの使用材料の再生処理方法」の特許取得 |
| 2001(平成13)年11月 | トータルケア・システム株式会社設立 |
| 2001(平成13)年9月 | 財団法人 福岡県リサイクル総合研究センター 研究開発事業(社会システム)に認定 |
| 2000(平成12)年6月 | 福岡県産業・科学技術振興財団 産学官共同研究開発事業(技術)に認定 |
| 1998(平成10)年9月 | 水溶化処理技術の考案 |
許可証
受賞
| 年度 | 受賞内容 |
|---|---|
| 2004(平成16)年度 | 第1回九州ニュービジネス大賞 奨励賞受賞 (主催:ニュービジネス協議会) |
| 2006(平成18)年度 | ウエステック大賞 審査委員長特別賞受賞 (主催:ウエステック実行委員会・社団法人全国産業廃棄物連合会) |
| 2007(平成19)年度 | 第6回日本環境経営大賞 環境プロジェクト賞受賞 (主催:日本環境経営大賞表彰委員会・三重県) |
| 2008(平成20)年度 | 第2回全国大学発ベンチャービジネスモデルコンテスト環境貢献賞受賞 (主催:全国大学発ベンチャービジネスモデルコンテスト実行委員会 北海道経済産業局・読売新聞社・北海道大学) |
| 2014(平成26)年度 | 第9回3R推進全国大会 循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰受賞 (主催:環境省・相模原市・3R活動推進フォーラム) |
特許関連
| 特許取得 | ||
|---|---|---|
| 名称 | 取得年月日 | 特許NO |
| 使用済み紙おむつの分離方法及びそれに用いる使用済み紙おむつ分離装置 | 2011(平成23)年2月18日 | 特許第 4685973号 |
| 吸水性軽量材 | 2012(平成24)年2月10日 | 特許第 4918667号 |
| 使用済紙おむつの処理システム | 2012(平成24)年10月19日 | 特許第 5114579号 |
| 使用済紙おむつの処理装置及び処理方法 | 2012(平成24)年12月7日 | 特許第 5147959号 |
| 攪拌分離槽 | 2012(平成24)年12月7日 | 特許第 5147960号 |
| 再生繊維および再生繊維成型品 | 2014(平成26)年10月3日 | 特許第 5624694号 |
| パルプ回収方法 | 2014(平成26)年12月26日 | 特許第 5670312号 |
| パルプ回収設備 | 2016(平成28)年1月22日 | 特許第 5872885号 |
| 使用済み衛生用品の処理方法 | 2017(平成29)年4月21日 | 特許第 6130141号 |
| 使用済み衛生用品の処理方法 | 2017(平成29)年6月23日 | 特許第 6162400号 |
| 使用済み衛生用品の処理方法 | 2018(平成30)年7月6日 | 特許第 6364004号 |
| 使用済み衛生用品の処理方法 | 2018(平成30)年10月5日 | 特許第 6412611号 |
| バイオエタノールの製造方法と製造装置 | 2019(平成31)年1月25日 | 特許第 6467566号 |
| 使用済み衛生用品の処理方法 | 2023(令和5)年1月31日 | 特許第 7219570号 |
| 再生パルプの製造方法 | 2023(令和5)年12月26日 | 特許第 7411051号 |

